2009年03月22日
ISUZU PICCHINO-1!!!!!!!
こんばんは、magです。
さてさて、前回引っ張った五十鈴工業のピッキーノ。
早速、王禅寺にて使ってきましたので使用感なんかを綴ってみようか・・・。
まずは外観。
私はブラウンをセレクト。
この他にもカラーセレクトできます。(データ詳細は過去記事参照)
鮮やかなカラーがなんともカワイイですね。
外観はプラスチック全開ですが、触った感じは非常に丈夫な手ごたえ。
私も子供向けのプラ製スピンキャスト(サウスベンド製)を使っていますがそれとは比べ物にならない剛性感。
リールフットなんかも非常にシッカリとしたつくり。
重さもプラ製なのでもちろん軽い。
これは安心して使用できるでしょう。
次に、ハンドル。
外側にクランクしたダブルハンドルタイプ。
この外に張り出したハンドルはパーミングしている側の指を挟まないようにするため。
ツマミ部分はプラ製。
五十鈴のベイトで使っているのと同じかたちかな?
このハンドルは中央のボルトで固定されています。
ちなみにハンドルの穴はABUやシマノとは違うサイズだったのでハンドル交換はぽん付けでは無理かも・・・。
そして重要なドラグ。
このリールには上側に付いている大きめなドラグレバー、
と左下に付いているドラグダイアル、2箇所のドラグ調整がある。
使用法としてはまず大まかにドラグダイアルで調整しておき、ファイト中にドラグレバーで調整するといった使い方。
ちなみにドラグレバーで調整できる割合は全体の20%ほどらしい。
ドラグの方式はスプール自体が逆回転するタイプ。
要はスピニングリールと同じ。
このタイプが一般的でしょうね。ダイワなんかもそうですね。
このタイプのほうが小さい力でもドラグが機能するので私は好き。
ABUの物はスプールが固定され、ローターが逆回転してラインを放出するタイプ。
必ずローター径はスプール径よりも大きくなる。(スプールの外側に付くパーツだから当たり前ね・・・。)
チャリンコのギアと同じでデカイ径の物を回すには始めに大量の力が必要でしょ。
だからドラグが効き始めるまでに力がたくさん掛からないと動いてくれないんだと思います。
ローターまわすよりスプールまわしたほうが良いのでは?って私は思っております。
ついでにドラグの使用感を・・・。
実際今回、王禅寺にて鱒ちゃん相手に使ってみたのですが、ドラグの調整幅が非常に広いのでドラグのすべり出しも上々。
ただドラグレバーを調整する時、レバーの動きが良過ぎてパーミングしている側の親指一本では途中でレバーを止める事が出来なかった。
今回私はドラグレバーを9割くらい占めてベストにしておきました。
コレでもう少しドラグが締めたい時にも残りの1割締め込めるので、極端に締めすぎることなく攻めの釣りが出来ました。
あとドラグの滑り出しは良いのですが滑らかさに若干欠けるようでラインがジリジリ~~!っとい一気に出されると余分にラインを出されるのかバラシが多かったです。
スピンキャストは構造上スプールをサミングできないのでラインにテンションが欠けにくいんですよね・・・。
もう少ししっとりラインが出て行ってくれると最高なんですが、この辺は今までのものと対して変わらないかも・・・。
さて、チョイとバラしてみようか・・・。
フロントカバーをねじって外すとフレーム(機関部含む)とリアハウジングに分かれる。
分解は非常に簡単なのでお手入れも簡単。
ちなみに海でも使えるみたいです。
その際はギアにグリスを塗布してくださいって書いてあります。
良かったですね~!シーバスにも行けそうですよ~~(笑)
さて機関部前側を見ていこう。
ローター部はこんな具合・・・・。
センターのナットで固定(コインで回す事が出来ます)
ピックアップピンは一本。
これはローターの裏側。
ピックアップピンは金属製ですが素材は良く解らん・・・。
OPA!ではPEラインを使っているみたいですが取説には使用想定されておらず、ナイロン推奨。
このピンに傷が入るとラインブレイク、トラブルの元なので注意が必要でしょう。
ちなみに根元の白い樹脂の赤丸部分が、
メインシャフト周りの赤丸部分の段差に当たってピックアップピンが飛び出す仕組み。
この部分が削れてくるとクラッチが切れなくなってしまうのでメンテのときのチェックポイント。
コイツも樹脂製なんでそのうち削れてきそう・・・。
ちなみにカッターで段差を作ってあげると復活しますよ。
機関部の後側を見てみよう。
いたってシンプルな構造。
コイツにはボールベアリングが使われていない。
スピンキャストの構造は、まずクラッチボタンを押すと、右下のデカイ矢印方向にメインシャフトが押される。
それにより、前側のローターが前に出る。
そうするとローターに付いているピックアップピンがへこむ。
フリーになったラインは、フロントカバーと、押し出されたローターに挟まれラインを抑えることが出来る。
スピニングで言うラインに指を掛け、ベイルを起こした状態。
後はキャストする時スピで指を離すのと同じ感覚で押さえ続けているクラッチボタンを離すとライン放出ってな流れ。
そしてこのピニオンギア、ドライブギアが直角に交わっている構造によって問題も出てくる。
巻き上げている時、巻き抵抗を感じることがあるんです。
実際ピッキーノを使用してみての感想ですが、始めはそこそこの巻き心地でした。
今までの手持ちのスピンキャストの中では良い物です。
しばらく巻物を使用し続け、お魚とのファイトを繰り返すと段々とハンドルが重くなった感じがしてきた・・・。
原因は油切れ?などで各回転部位に付加が掛かっているのが原因かな?なんて思ってます。
ベアリング入れてくれないかな~と思っていたのですが、コイツにも入っていなかった。
でも釣り出来ないほどではないですよ。
普段良いリールを使っている方にはストレスになるかもしれませんが・・・。
今回はこのロッドに乗せて使用しました。
自作のソリッドグラス約(5フィート?)+旧フジグリップ
私がスピンキャストを使うときのグリップはほぼこのタイプのグリップ。
だからOPA!のニュ~ロッドも気になっているんですよ~。
このグリップの魅力は、小柄なサイズ、軽く、オフセットしているところ。
特にスピンキャストにはオフセットしたグリップがベストマッチです。
重心が高いリールでしかもクラッチレバーも上に付いているので、ボタンを押したり、パーミングしにくいんです。
しかし今回のセットはバランスが悪かった・・・。
手元が軽いリールに短いウッドグリップ+若干つめたフジグリップ。
しかし先端はソリッドグラスのブランク。
頭でっかちになってしまった・・・。
コレがカーボンブランクならバッチリでしょう。
総評としては・・・。
若干の巻き重り感は消え去っておりませんが、楽しいタックルではないでしょうか。
ドラグの調整幅も広く十分実戦に投入できますね。
でもやはりB級路線なのも事実。メインって感じよりもセカンド的存在かも・・・。
この値段でココまで作りこんでくれたなら良いのではないでしょうかね。
後は自分なりのスタイルに合うか合わないか、コレに尽きるでしょう。
そうそう、今回の王禅寺での釣果ですが、13匹。
周りはもっと釣れておりました。
ギルラ、アンクルミニミー、スティック、バベルで釣りました。
今日はトップにそこそこ反応ありました。
では、また
さてさて、前回引っ張った五十鈴工業のピッキーノ。
早速、王禅寺にて使ってきましたので使用感なんかを綴ってみようか・・・。
まずは外観。
私はブラウンをセレクト。
この他にもカラーセレクトできます。(データ詳細は過去記事参照)
鮮やかなカラーがなんともカワイイですね。
外観はプラスチック全開ですが、触った感じは非常に丈夫な手ごたえ。
私も子供向けのプラ製スピンキャスト(サウスベンド製)を使っていますがそれとは比べ物にならない剛性感。
リールフットなんかも非常にシッカリとしたつくり。
重さもプラ製なのでもちろん軽い。
これは安心して使用できるでしょう。
次に、ハンドル。
外側にクランクしたダブルハンドルタイプ。
この外に張り出したハンドルはパーミングしている側の指を挟まないようにするため。
ツマミ部分はプラ製。
五十鈴のベイトで使っているのと同じかたちかな?
このハンドルは中央のボルトで固定されています。
ちなみにハンドルの穴はABUやシマノとは違うサイズだったのでハンドル交換はぽん付けでは無理かも・・・。
そして重要なドラグ。
このリールには上側に付いている大きめなドラグレバー、
と左下に付いているドラグダイアル、2箇所のドラグ調整がある。
使用法としてはまず大まかにドラグダイアルで調整しておき、ファイト中にドラグレバーで調整するといった使い方。
ちなみにドラグレバーで調整できる割合は全体の20%ほどらしい。
ドラグの方式はスプール自体が逆回転するタイプ。
要はスピニングリールと同じ。
このタイプが一般的でしょうね。ダイワなんかもそうですね。
このタイプのほうが小さい力でもドラグが機能するので私は好き。
ABUの物はスプールが固定され、ローターが逆回転してラインを放出するタイプ。
必ずローター径はスプール径よりも大きくなる。(スプールの外側に付くパーツだから当たり前ね・・・。)
チャリンコのギアと同じでデカイ径の物を回すには始めに大量の力が必要でしょ。
だからドラグが効き始めるまでに力がたくさん掛からないと動いてくれないんだと思います。
ローターまわすよりスプールまわしたほうが良いのでは?って私は思っております。
ついでにドラグの使用感を・・・。
実際今回、王禅寺にて鱒ちゃん相手に使ってみたのですが、ドラグの調整幅が非常に広いのでドラグのすべり出しも上々。
ただドラグレバーを調整する時、レバーの動きが良過ぎてパーミングしている側の親指一本では途中でレバーを止める事が出来なかった。
今回私はドラグレバーを9割くらい占めてベストにしておきました。
コレでもう少しドラグが締めたい時にも残りの1割締め込めるので、極端に締めすぎることなく攻めの釣りが出来ました。
あとドラグの滑り出しは良いのですが滑らかさに若干欠けるようでラインがジリジリ~~!っとい一気に出されると余分にラインを出されるのかバラシが多かったです。
スピンキャストは構造上スプールをサミングできないのでラインにテンションが欠けにくいんですよね・・・。
もう少ししっとりラインが出て行ってくれると最高なんですが、この辺は今までのものと対して変わらないかも・・・。
さて、チョイとバラしてみようか・・・。
フロントカバーをねじって外すとフレーム(機関部含む)とリアハウジングに分かれる。
分解は非常に簡単なのでお手入れも簡単。
ちなみに海でも使えるみたいです。
その際はギアにグリスを塗布してくださいって書いてあります。
良かったですね~!シーバスにも行けそうですよ~~(笑)
さて機関部前側を見ていこう。
ローター部はこんな具合・・・・。
センターのナットで固定(コインで回す事が出来ます)
ピックアップピンは一本。
これはローターの裏側。
ピックアップピンは金属製ですが素材は良く解らん・・・。
OPA!ではPEラインを使っているみたいですが取説には使用想定されておらず、ナイロン推奨。
このピンに傷が入るとラインブレイク、トラブルの元なので注意が必要でしょう。
ちなみに根元の白い樹脂の赤丸部分が、
メインシャフト周りの赤丸部分の段差に当たってピックアップピンが飛び出す仕組み。
この部分が削れてくるとクラッチが切れなくなってしまうのでメンテのときのチェックポイント。
コイツも樹脂製なんでそのうち削れてきそう・・・。
ちなみにカッターで段差を作ってあげると復活しますよ。
機関部の後側を見てみよう。
いたってシンプルな構造。
コイツにはボールベアリングが使われていない。
スピンキャストの構造は、まずクラッチボタンを押すと、右下のデカイ矢印方向にメインシャフトが押される。
それにより、前側のローターが前に出る。
そうするとローターに付いているピックアップピンがへこむ。
フリーになったラインは、フロントカバーと、押し出されたローターに挟まれラインを抑えることが出来る。
スピニングで言うラインに指を掛け、ベイルを起こした状態。
後はキャストする時スピで指を離すのと同じ感覚で押さえ続けているクラッチボタンを離すとライン放出ってな流れ。
そしてこのピニオンギア、ドライブギアが直角に交わっている構造によって問題も出てくる。
巻き上げている時、巻き抵抗を感じることがあるんです。
実際ピッキーノを使用してみての感想ですが、始めはそこそこの巻き心地でした。
今までの手持ちのスピンキャストの中では良い物です。
しばらく巻物を使用し続け、お魚とのファイトを繰り返すと段々とハンドルが重くなった感じがしてきた・・・。
原因は油切れ?などで各回転部位に付加が掛かっているのが原因かな?なんて思ってます。
ベアリング入れてくれないかな~と思っていたのですが、コイツにも入っていなかった。
でも釣り出来ないほどではないですよ。
普段良いリールを使っている方にはストレスになるかもしれませんが・・・。
今回はこのロッドに乗せて使用しました。
自作のソリッドグラス約(5フィート?)+旧フジグリップ
私がスピンキャストを使うときのグリップはほぼこのタイプのグリップ。
だからOPA!のニュ~ロッドも気になっているんですよ~。
このグリップの魅力は、小柄なサイズ、軽く、オフセットしているところ。
特にスピンキャストにはオフセットしたグリップがベストマッチです。
重心が高いリールでしかもクラッチレバーも上に付いているので、ボタンを押したり、パーミングしにくいんです。
しかし今回のセットはバランスが悪かった・・・。
手元が軽いリールに短いウッドグリップ+若干つめたフジグリップ。
しかし先端はソリッドグラスのブランク。
頭でっかちになってしまった・・・。
コレがカーボンブランクならバッチリでしょう。
総評としては・・・。
若干の巻き重り感は消え去っておりませんが、楽しいタックルではないでしょうか。
ドラグの調整幅も広く十分実戦に投入できますね。
でもやはりB級路線なのも事実。メインって感じよりもセカンド的存在かも・・・。
この値段でココまで作りこんでくれたなら良いのではないでしょうかね。
後は自分なりのスタイルに合うか合わないか、コレに尽きるでしょう。
そうそう、今回の王禅寺での釣果ですが、13匹。
周りはもっと釣れておりました。
ギルラ、アンクルミニミー、スティック、バベルで釣りました。
今日はトップにそこそこ反応ありました。
では、また
Posted by mag at 02:29│Comments(10)
│スピンキャスト
この記事へのコメント
こんにちわ!
詳細なインプレに興味深々です!
この記事見て買う方沢山いらっしゃると
思いますよ!
ワタクシもやっぱ買おうかな(^^)
詳細なインプレに興味深々です!
この記事見て買う方沢山いらっしゃると
思いますよ!
ワタクシもやっぱ買おうかな(^^)
Posted by 番長 at 2009年03月22日 09:25
レトロな感じがGOODですね。
それにしてもアンクルミニミーで、トラウト
を釣っちゃうところがナイスです!
それにしてもアンクルミニミーで、トラウト
を釣っちゃうところがナイスです!
Posted by 会長 at 2009年03月22日 10:59
詳しい説明ありがとうございました~
色違いの奴を2個買って、ヘッドとボディを入れ替えたりして楽しめますね~
色違いの奴を2個買って、ヘッドとボディを入れ替えたりして楽しめますね~
Posted by ゆま坊 at 2009年03月22日 12:59
うーん。シンプルな構造にひかれますー。
Posted by かぼちゃのおばけ at 2009年03月22日 23:47
こんにちは。
密かに目をつけておりました。
五十鈴のHPを見ていて、「構造とかどうなっているんだろうな~」と思っていたので、magさんのこの記事に食いついてしまいました。
僕も真似して、買っちゃいそうです(^^
密かに目をつけておりました。
五十鈴のHPを見ていて、「構造とかどうなっているんだろうな~」と思っていたので、magさんのこの記事に食いついてしまいました。
僕も真似して、買っちゃいそうです(^^
Posted by ueda-034 at 2009年03月23日 14:39
番長こんばんは!
なかなが書いてしまいました
もう少し使い心地がよいと完全にお勧めできるのですがね…(笑)
オメガならもしかしたらな気もしますが…
いってみません?(笑)
スピンキャストも普及してもらいたいものです~
なかなが書いてしまいました
もう少し使い心地がよいと完全にお勧めできるのですがね…(笑)
オメガならもしかしたらな気もしますが…
いってみません?(笑)
スピンキャストも普及してもらいたいものです~
Posted by mag at 2009年03月23日 23:20
会長さん、こんばんは!
レトロですよね~
あまり本気じゃない見た目がすきなんですよね
でも使いこなすと楽しいんですよね
アンクルミニミー調子がよかったです
ドボンとやるとわらわらむらがってましたね
レトロですよね~
あまり本気じゃない見た目がすきなんですよね
でも使いこなすと楽しいんですよね
アンクルミニミー調子がよかったです
ドボンとやるとわらわらむらがってましたね
Posted by mag at 2009年03月23日 23:25
ゆま坊さん、こんばんは!
どういたしまして~
そうですね
ボディとフロントカバーの小売りしてほしいです~
その辺遊べそうなんで販売戦略してもらいたいところです
どういたしまして~
そうですね
ボディとフロントカバーの小売りしてほしいです~
その辺遊べそうなんで販売戦略してもらいたいところです
Posted by mag at 2009年03月24日 00:22
かぼちゃのおばけさん、こんばんは!
シンプルなんでメンテナンスが簡単なんですよ
更に誰にでもいじれるくらいの構造を生かして、改造できるようにつくってくれると最高ですね
あとづけでベアリング付けたりしたら更に愛着アッブするでしょ~
シンプルなんでメンテナンスが簡単なんですよ
更に誰にでもいじれるくらいの構造を生かして、改造できるようにつくってくれると最高ですね
あとづけでベアリング付けたりしたら更に愛着アッブするでしょ~
Posted by mag at 2009年03月24日 00:27
ueda-034さん、こんばんは!
やっぱり気になってましたか?
私の記事が役にたつなら嬉しいのですが…
意外にしっかりとした造りで素敵ですよ
あとはベアリングなんか入っていたら最高です
おひとついかがですか?
やっぱり気になってましたか?
私の記事が役にたつなら嬉しいのですが…
意外にしっかりとした造りで素敵ですよ
あとはベアリングなんか入っていたら最高です
おひとついかがですか?
Posted by mag at 2009年03月24日 00:32